2013.06.12
年長
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北園庭の植物の今・・・
2013年 6月
北園庭から、何やら呼び声が聴こえてきました。
声の持ち主は・・・
通称「お化け森」から・・・のようでした足を踏み入れてみると、
「私、誰かを待っているの・・・」とでも言わんばかりの顔をした
きれいな紫陽花が、佇むように咲いていました。
さらに、園庭に足を伸ばしてみると・・・
夾竹桃の花も、溢れんばかりに咲き誇っていました。
さらに、高いところからの呼び声が・・・
毎年、子どもたちの舌鼓を打たせてくれていた枇杷の実です。
この植物の声を聴きつけて・・・
年長さんがやってきてくれました。
「高いところの枇杷の実は、先生に任せてね!」
「あー早く食べたいなぁ・・・」
「おいしい~♪」
?
「サイコー!!」
植物の感覚は、人間の想像以上に発達していることが、
科学の最前線で解き明かされているようです。
植物は、人が近づいてくるのを「見ている」
さらに、葉をちぎられたことを「記憶する」といいます。
北園舎解体工事にて、しばらく、
子どもたちと共に足を踏み入れられなかったこの場所で、
子どもたちのいないこの場所で、
動くという選択が出来ない植物は、
どのような思いで、いたでしょうか?
きっと、子どもたちが、実を摘んでくれること・・・
関心を寄せて会いに来てくれること・・・
植物はそれを、幸せに感じてくれたのでは・・・
子どもたちが、近くで賑やかに過ごしてくれること・・・
ただ、それだけで・・・