2023年　６月

登園前の園庭で・・・

「ここにはいませんよ！」

「じゃぁ、こっちかしら？」

「どこに行ってしまったんじゃろ？」

職員たちが、揃いも揃って
必死で探していたものは……

「わたしのことでしょ」

雛と思われる鳥が、教室前に居たのです。

見つけたT先生が、
ジューンベリーの実を口元に。

餌（？）をくれたT先生のことを、
「お母さん」と思ったのか？
首をかしげて、T先生を見つめるこの瞳、
なんとも可愛い

すると・・・
ちょん、ちょん、とジャンプしながら

さくらの森の植え込みに向かっていきました。

「さようなら」とでも言っているのでしょうか？

その後、職員たちは、
「このままだとカラスに狙われるかもかもしれない」
「守らなきゃ…」と過保護な心で(笑)
大捜索をしていたのです。

しかし、T先生がくれたジューンベリーの実を
口につけたまま、その雛は姿を消してしまいました。

「わたしはそんな、やわじゃないわ！」
「これから、たくましく自然界で生きていくの！」
と決意表明でもしているような凛々しい表情。

どうぞ、無事に大きくなってね。
ところで、あなたは「カワラヒワ」ですか？

幼稚園では、本当にいろいろなことが起こります。
職員も毎日、
『いきいき　のびのび　どきどき』
たまに、ヒヤヒヤです(笑)。