2021.12.22

年長

秋の葉っぱ、よく見て描く(年長)

2021年 12月

こんなこともありました。

11月中旬以降、一気に秋が深まり、
たくさんの自然に触れて遊びました。

幼稚園の紅葉も広がり、大学構内でも
たくさんの秋を見つけ、
いろいろな色・いろいろな形の葉に出会いました。

自分の好きな葉を拾い、画用紙にラミネート。
自分の葉っぱカードができました。

(これ、何の木の葉だろう?)…
図鑑と照らし合わせるなど、
探求心も湧き上がりました。

「この葉っぱ、調べたら『かくれみの』
っていう葉っぱだった」

ビオトープのサラサウツギの下に
隠れるようにして存在している葉でしたので、
この『かくれみの』という名が、
しっくりきたようでした。

その後、『よく見て描く』という活動に展開してみました。

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描いた葉が、何という葉なのかを、
文字で書き残す子もいました。

じっくりと見ているものですから、
いつもは気が付かなかったところまで、
とてもよく気が付きました。

葉っぱの線、こんなになってた…と、
じっくりと見て描いていました。

『葉脈』という言葉なんて知りもしないのですが、
葉脈の色の白っぽさに気が付いた子も…

できた下書きを、少し離れたところから俯瞰……

見つけた一枚のお気に入りのもみじを、
何枚も描く子もいました。

子どもたちは、これだけでも、
十分満足のいく仕上がりになったようで、
できた下描きの絵を、しげしげと見ていました。

さぁ、ここから、また楽しい活動になるよ!!
今回は、絵の具の混色にチャレンジ。

教室は、まるで、アトリエのよう…

「もっと、焦げ茶っぽくしたい」とか、
「もっと、黄色っぽいかな?」などなど
自分の見つけた葉の色に、
少しでも近づけるよう、色作りしていました。

紅葉の途中のグラデーションも、
自分の思うような表現ができて、満足そうでした。

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薄い色、濃い色…素敵な表現です。

「夕焼け空の色になった…」
葉の色を見て、このようにつぶやいた子も。
素敵な感性には、言葉も出ませんでした。
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自分の葉っぱカードと、並べて置いてみると…
本当に『よく見て描いた』ことが伝わってきました。

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秋の終わりをこのような形で活動し、
心に残る秋になったように感じました。