2017.02.06
未分類
水仙の花
2017年 1月
ふと…1枚の写真が目に止まりました。
一昨年、亡くなってしまったうさぎの墓の前にたむけられた水仙の花。
一体誰が…?
年長児が、園でトカゲを見つけ、家を作ってあげていたところ、
砂が口の中に入ってしまい亡くなってしまった。
うさぎの墓の傍らに埋めてお墓を作り、
そばに咲いていた水仙の花を摘んで
たむけてあげたそうです。
冬眠に入るのだろうから、温かく過ごせるように…と考え、
よかれと思って土を入れたことがこんな形になってしまった…と
とても悔いていたとのこと。
今、園では2月中旬の発表会に向けて大きく流れています。
けれど、その大きな流れの中には、
このように一人ひとりの流れ(心の動き)が毎日あり、
そして、その足あとは園のあちらこちらに残されています。
小さな河川は、自然の流れの中でいつの間にか他の川と合流し、
さらに流れ、また別の川と合流。
いくつもの河川が一緒になり、やがて大河となって海や湖へ…
素敵な味を持つ一人ひとりの流れが、クラスで一体となり、
『クラスのみんなでの発表会!』
という大河へ。
どのように進んでいくのかが
楽しみでもあり、
大河の大きさの中に
一つ一つの源流が感じられるような
一人ひとりが輝く場となるように…
水仙が語りかけてくれたようでした。
可憐さや愛おしさを感じさせる佇まいの水仙と子どもの心が折り重なり、
心がやさしくじんわりと温まりました。