2016.01.27

未分類

年長組 上田宗箇流お茶会

2016年 1月
年長組では毎年この時期、上田宗箇流のお茶会にお招きいただきます。

大学のお茶室では、
「穂田」(家の中に飾るしめ飾り)や掛け軸など子どもたちを待ち受ける
用意が整えられており、
お茶室はピリッとした空気が流れていました。

「宗箇扇と
    猿の香炉」

      今年もお茶会へお誘いを受け、緊張の面持ちで参加してまいりました。

「ようこそ申年のお茶会へおいで下さいました」

「おまねきいただきありがとうございます」

唯一、事前に教わっていたこの言葉
それを懸命に発する子どもたちでした。
この言葉はお茶会でなくとも、どこの場面でも通用するもので、
自分に身につけておくとよいですということも併せて教わりました。


お菓子をおいてもらって、
姿勢よく
武士のようなお辞儀(男の子)も
一人ずつ
出来ました。

子どもにも、最高の本物の味を・・・と、
「雪の花2016」というお菓子を
特別注文して下さっていました。

「ちょうだいいたします」と一言
おいしいお菓子をいただきます。


お隣の人に、「お先に」と言って
お茶をいただきます。

膝は畳の14目・・・と教わり、隣の人ときれいな一列のラインができると、
心がすーっと清らかに整うようです。

教えて下さった山本宗佳先生、
緊張感を持って参加したお茶会でしたが、
良い意味での緊張が持てることはいいことですね、と
おっしゃって下さいました。

きれいな日本の言葉と文化に触れる機会としてのお茶会、
子どもたちにとっても担任にとっても背筋がピンと伸びる思いで
日本の言葉や所作の美しさに改めて気づかされました。
ありがとうございました。