2025.01.14

全体

カザフスタン視察団 ご来園

2025年 1月

昨年12月、カザフスタンの教育関係者による
視察団が当園に来園されました。

8月下旬、カザフスタンのeducation CEOから園にメールが届くという
思いも寄らないことが、ことの始まりでした。

「当園の施設見学をぜひさせていただきたい」とのこと。
突然の依頼に躊躇しましたが、
彼らの視察をお受けすることにしました。

しかし私たちは、カザフスタンという国について、
ほとんど知識を持ちあわせておりませんでした。

そのため、子どもたちと共に、
国旗や言語を調べたり、世界地図で場所を確認したり。

子どもたちは、国土の大きさに驚いたり、
耳にしたことのない挨拶言葉を知ったり、
カザフスタンという国への関心は、どんどん広がっていきました。

そして、カザフスタンの方々が来られることを、
とても楽しみに待っているようでした。

当日は、南区の保育施設見学を終えられ、
当園へは午後からの視察ということでした。

当日お昼前、南区の保育施設の方が、
「無事に視察を終えられた」と連絡をくださいました。
「お昼ごはんは『くら寿司』に行かれるそうですよ」とのこと。

お電話で聞いたその話を、年長の子どもたちにしたところ、
その驚きようときたら(笑)
「ひえー?くら寿司~~?」
いつも、自分たちが利用しているような飲食店に
外国の方々が立ち寄られたことは、
子どもたちの親近感を一気に沸き上がらせたようでした。

「その後、バスでバスセンターまで出て、
そこからはアストラムラインに乗り換え、
当園に移動されるとのことです」とお知らせくださいました。

約束の14時30分の時間までを、そわそわしながら待ちました。

14時30分に来園。
バス後発便の子どもたちは、
バス出発前にギリギリお会いできるかもしれないと
待機していたところ、とうとう視察団がお見えになりました。

入り口には 「ようこそ広島へ」という
プラカードを準備!!

それを目にされお客様は感激し、
そのプラカードとともに記念撮影をされていました。

 

その後、園庭に足を踏み入れられ、
バス後発便の子どもたちは、旗振りで大歓迎!

子どもたちは、覚えたての(笑)
カザフスタンの言葉で
挨拶。

  

すると、「サリューム」と返してくださいました。

ちょっとしたやりとりをすることができ、
子どもたちはもちろん、カザフスタンの方々もとてもうれしそうでした。
  

そして、カザフスタンの方たちは、
片手を胸にあて、「ありがとう」の気持ちを、
仕草で丁寧にあらわしてくださいました。

大視察団ですので、事務室はぎゅうぎゅうな状態でした。
通訳の方含め27名の方を、
当学園の木谷理事長がお出迎えをしました。

 

その後は、園長が園の概要や防災、保育内容について話をしました。

視察団の方は、関心ごとをたくさん質問してくださり、
とても熱気あふれる意見交換となりました。

視察団の方々からは、伝統的な置時計や、
飾り物をいただきました。

 

 

 

カザフスタンで、たくさんの園を統括されておられる方、
当園の園長と、熱い抱擁も交わしました。

 

いよいよ施設見学。
カザフスタンの教育に携わる方々ですので、
当園の施設、子どもたちの作品など、
興味深く見て歩かれました。

 

年長児は、部屋で遊んでいた積み木を
そのままの状態にして、それもぜひ見てもらいたいと希望。

そのことをホワイトボードに置き手紙をし、
子どもたちは帰っていました。
子どもたちの気持ちを受け止め、
その積み木作品を「いいね」サイン
してくださいました。
(次の日、この画像を子どもたちに見せると、
大変喜んでおりました。)
 

置手紙と共に、記念写真を撮られる方が多かったです。
外国に来て、母国語で歓迎されることは

本当にうれしいことなのだと実感しました。

 

と共に、直接的交流であれば、
子どもの心の揺さぶられる震度は
もっともっと大きかっただろうと思いました。

当日までに子どもたちは、カザフスタンからのお客様に、
心を込めてプレゼントづくりをしていました。

年中は、紙コップで作った風鈴のような飾り物、
年長はもみじの葉を使ったしおり。

 

最後は、預かり保育に参加していた子どもたちが
代表して、プレゼント渡しをしました。

 

 

 

 

まだまだお話したい…、もっともっと交流したい…
そんな思いで胸いっぱいになるほど、
とてもあたたかなコミュニケーションの場でした。

このような機会をいただけましたこと、
感謝の思いでいっぱいです。
本当にありがとうございました。