2022.07.12

年中

きゅうり(年中)

2022年6月

6月末、各クラスで育てていたきゅうりが
大きく育ち、収穫することができました!!

触ってみて…
「チクチクする~」

持ってみて…
「おおきい~~~」

ドーナツ型に育つきゅうりを見つけて、
「幼稚園のきゅうり、ドーナツみたい」
と面白がる姿もありました。


お部屋の前にプランターがあることで、
毎日気にして観察し、きゅうりに対する愛着も
どんどん湧いていきました。

そこで、

みんなで観察したり、いただいたりしたきゅうりを
クレパスで描いたり、絵の具で塗ったり、
紙を染めたりし、表現してみることにしました。

「きゅうりにはトゲトゲがあったよね」

「トゲトゲいっぱい~」

「幼稚園のきゅうりは大きかったよ」

きゅうりが描けたら、絵の具で塗っていきました。

「色が違うところもあったよね~」

「きゅうりの端っこは黄緑だった!!」

(はみ出さないように…)

(緑と黄緑を混ぜたらきゅうりの色になりそう…)


きゅうりの葉っぱは、和紙を絵の具で染めて作ることに。

葉っぱ型の和紙を丸めたり折ったりして
絵の具をチョンチョン…

開いた時にどんな色の葉っぱになっているのかを
楽しみに染めていきました!!

(どんな色になったかな…ワクワク…)

「葉っぱの色になったー」

絵の具で染めて作った葉っぱを貼って、

「葉っぱの下にきゅうりがあったよね」

葉っぱができると、
クレパスで、茎やツル、土…
いろいろなものを描いていきました。

(土から茎が生えていたなぁ…)

「(きゅうりが大きくなるように)もっと太陽を描こう」

(その後、この作品には3つの太陽が)

 

描いているうちに、
みんなで観察した時のことを思い出したり、
友だちのアイデアを参考にしたりして、
よりイメージが広がっていく
姿もありました。

「黄色いお花も咲いていたよね」

「これ見てー」

「丸まったダンゴムシが隠れてるよ」

「ながーーーーーい茎」

「カブトムシが隠れてるよ」


(以前きゅうりのプランター付近を
モンシロチョウが飛んでいたのを思い出して)

「モンシロチョウ飛んでるよ」

「テントウムシが葉っぱの裏にいるよー」

幼稚園にいるダンゴムシやカブトムシ、
身近な生き物を作品に登場させたり、
きゅうりの形や、きゅうりのプランターに
寄ってきた生き物などを
思い出して描いたりする姿がありました。

子どもたちは、日々幼稚園で
いろいろなものを見たり、聞いたり、
感じたり…
その吸収力には驚かされます。

完成後、クラスのみんなの作品を見て、
自分の作品との違いや同じところに気付いたり
友だちのアイデアを面白く思ったりして
会話が弾んでいました。

一人のアイデアが、それぞれのイメージをより広げ
更なるアイデアを生んでいき、
オリジナリティーあふれる作品に仕上がっていきました。

波が円を描くように、まわりに伝わっていく様子から
いろいろなアイデアを取り入れる柔らかい頭と、
それを表現する力が育ってきていることが感じとれました。