2021.10.25
年長
年長児、作品展に至るまで⑤
2021年 10月
年長児の作品展 テーマ『宇宙』
年長児は、自分のグループの惑星が完成し、
その他にも、必要なものがひとつずつ仕上がっていく中、
「次は太陽じゃね!!」と、
思い描いたものを、本当に楽しそうに、
形に表現し、実現しているようでした。
『太陽』……とてつもないほど大きい太陽!
この大きさを、年長児に実感させてあげたくて、
太陽はどうしても、年長児全員が
携わって製作できるものにしたい!!!
そういう担任の思いが強くありました。
子どもたちのイメージとしては、
他の惑星同様、
新聞紙で肉付けして、大きなものを…という
イメージも持っていたようですが、
?
飾る(展示する担任の)都合もあり(笑)、
どのようにしようか…
子どもの太陽に持つイメージと、
担任の『年長児みんなの力』という思いを合わせて、
箱と手形で、作ってみることにしました。
とてつもないほどの大きい太陽
と言っても、57人での製作ですので、
一人が、そう多くはつけない手形。
ですから、一人ひとりがとても慎重に、
気持ちを投入して、力と心をこめて……
渾身の思いで手形をつく子どもの息遣いには、
胸揺さぶられる思いがしました。
一人ひとりの手のかわいらしさ・
気持ちを込められた手形…
共に活動していてとても愛おしかったです。
順番に手形をついていったのですが、手形が増え、
輝きが増していく太陽を目の当たりにして、
「メラメラ感が出てきたね~」という子がいました。
「太陽にも、コロナってあるんじゃけどね、
コロナウィルスじゃないんよ!」と
教えてくれる子もいました。
子どもたちの作った太陽の光で、今、
みんなを苦しめているコロナウィルスをも、
撃破してくれるのではないか?と
感じさせてくれるような太陽になりました。
?
出来上がった太陽を、
しげしげと見つめていた子どもたち。
どのような思いを心に刻んでくれたでしょうか…。