2021.02.02
全体
避難訓練(不審者対応)
2021年 1月
幼稚園では、年間計画で避難訓練を行っています。
火事・地震・一時避難、二次避難など
いろいろなことを想定しての訓練です。
今回は、不審者が来てしまった時を
想定して実施します。
訓練開始
コロナ感染症対策の必需品を
お持ちしました…と、
保健師を名乗る来客あり
?
園長が対応すると、
その訪問者、声を荒らげ、
「離れてください!ソーシャルディスタンスです!」
「施設内部が、きちんと対策で来ているか、
中を調べさせていただきます…」
そう言って、園内に入ってこようとしたため、
「すみません、事前連絡もありませんでしたし、
本当に保健師の方でしょうか?」
(怪しい…)と感じた園長、河野さん。
不審者と認識!!
河野さん・園長が退去指示を
出すもののそれを拒み、
胸元からナイフ(段ボール製)を取り出し、
ずかずかと侵入してきました。
園長が、園内放送で子どもと職員に、
自動通報装置で大学に通報します。
その間、不審者が保育室の方に行こうとするのを、
河野さんが阻止します。
今回の、訓練で子どもたちは、
室内に静かに身を潜めるというものです。
クラスは全て施錠を行い、
園庭側はカーテンを引きます。
聴き耳を立てながら園内放送を聴き
怖がりながらも
最後まできちんと訓練しています。
自動通報装置で、通報を受けた、
守衛さんや、大学事務職員、
ウェルネスセンターの養護教諭が
次々に駆け付けてくれます。
しかし、あえなく、河野さんが、
人質に捕らえられてしまい、
大学職員や守衛さんも、
身動きが取れなくなってしまいました。
そして、不審者の要求を断った河野さんは、
ナイフを突きつけられ、負傷…
ウェルネスセンターの養護教諭が
献身的に対応。
負傷した現業員河野さんの状態を見て、
養護教諭が救急車の要請!
それでも、不審者は、
駆けつけてきた大学職員たちに、
執拗な要求を出します。
すると、突然、「俺の人生真っ暗だ…」と
泣き崩れた不審者、
壁際にすり寄った瞬間に、
さすまたで取り押さえ、成功!!!
今回の訓練は、大学との連携(自動通報装置の作動)
牛田交番や救急車への通報、要請練習など、
園の職員にとっての訓練でもありました。
自動通報装置を作動させなくてはならないことは
絶対にあってはならないことですが、
『備えあれば憂いなし』
訓練をしておくことの大切さをひしひしと感じた
避難訓練となりました。
不審者の身柄は確保し、
無事に牛田交番に引き渡しとなりました。
関係者の皆様、ご協力、大変ありがとうございました。