2012.12.10
年中
年少
年長
やきいも大会!!!
2012年 下旬
待ちに待ったやきいも大会
やきいも大会では、毎年、年長さんが主になって進めていきます。
やきいも大会に向けて、年少さん・年中さんをお迎えするために
チケットを作ったり、やきいも大会をお知らせするための
ポスターを描いたり、おいも販売のための袋を作ったり、
やる気満々で、準備を進めて行きました。
「よーし チケット、作った!」
「ポスターも、
貼った!!」
「チケット配りにも行ったよ!!!」
「落ち葉や、枯れ木もたっぷり集めた!!!!」
やきいもコーナーも出来上がり、後は、当日を待つのみです。
さぁ、おいもを入れる準備も万端となり・・・
この状態にしたところで焼いたおいもは、本当に美味しいのです。
「年長さん、出番ですよー」
「よーし!おいしい おいもにするぞー」
「小さいクラスさんは、火に近付くと危ないから任せてね!」
「お兄ちゃんたちが、投げ入れてあげるよ。」
「わぁ、年長さんって頼もしい」
あっという間に焼きあがりました!
アルミをはがすと・・・・・ほら、黄金に輝く やきいもです。
年長さん扮するおいも屋さんに、
来ました、来ました、小さなお客様
待ちきれない~という年少さんの声が聞こえてきそうです。
「はい、チケットいただきますネ!」「熱いから気を付けて食べるんだよ」
「皮をむいてあげようか?」
優しく接してもらった年長さんに・・・
ほら、この笑顔
ニンマリが止まりません(笑)
年中さんは、年少さんより一つ大きいこともあり、
出来ることも増えてきているので、皮むきだって頑張るぞ~
「も~~!!!ほくほくでおいしいよ~」
「しあわせ~!!」
年長さんにとっては、幼稚園最後のやきいも大会
幼稚園のあらゆる場所で、頂きました。
田舎の里山あたりで、
ばぁちゃんがおやつに、と焼いてくれた焼き芋を、
近所の子供らが、隣の子も、また隣の子も・・・と
集っていただく、そんな感覚。
こういう体験が、子どもにとっての原体験となり、大きくなった時に、
その体験をポケットから取り出してくれるような時間になれば・・・
いよいよ お待ちかね!
年長さんは、第2部『何でも焼き大会』
ということで、子どもたちが、焼いてみたいものを考え、
残りの炭火で、焼いて食べることに・・・
コーンにマシュマロ、お餅にクッキー、するめに魚肉ソーセージ、
カステラやおにぎりを焼いて食べました。
砂糖が焦げて、園庭中甘い匂いが漂い、
いつまでも食欲のとどまりを見せない子どもたちでした。
現園舎に見守られて行う焼き芋大会は、今年で最後。
古くて、色々なところにガタも来ているけれど
”どっしり” とした風格で、
子どもたちをあたたかく包んでくれているようでした。
子どもたちにとっても、今、目にする風景を心のほんの片隅に
残していてくれたらなぁと思います。
『子どもの頃に見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。
いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、
人の言葉ではなく、
いつか見た風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることが
きっとあるような気がする。』
( 引用 写真家 星野 道夫 )