2019.05.27
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目に青葉
2019年 5月
『 目に青葉 山ほととぎす 初鰹 』
江戸中期の俳人・山口素堂(1642~1716)の作です。
目にも鮮やかな「青葉」、
美しい鳴き声の「ほととぎす」
食べておいしい「初鰹」と、
春から夏にかけ、
江戸の人々が最も好んだものを
俳句に詠んでいます。
子どもの身の丈に合わせ、下ばかり見ていたのか、
園庭周りの木々をふと見上げると
どこもかしこも、本当に目にも鮮やかな新緑で
見ようとして見ていないと
全く気付かないものだなぁ…としみじみ感じながら
この句を思い浮かべました。
園舎の正門付近からはいつも、ほととぎすならぬ
いつもうぐいすのきれいな鳴き声が職員室に届きます。
またこれも、余裕のある時には癒しに聴こえ、
余裕のない時には素通りしてしまっている日常です。
??
さすがに、園環境に鰹はありませんが、
日本の食文化は、季節を感じながら、
季節の味をいただくことを大切にしているので、
いち早く季節の物を味わうということは、
大きな喜びです。
四季折々の豊かな自然環境に囲まれた日々、
季節を楽しみ味わえる暮らしを…園生活を…と、
木々を見上げながら感じる今日この頃です。